最新の投稿
多様な薬

性病は、性行為やそれに近い行為をして罹患する感染症を指します。時代劇などで出てくる場合も多い、梅毒をイメージする人も少なくはないでしょう。しかし、性病は大昔にあった病気ではなく、現在も感染率が高い疾患のひとつとされ、その種類も増加しています。性感染症は病気を持つ人と粘膜を濃厚に触れ合わせる行為によって感染するものです。

コンドームの着用などで感染を防ぐことは可能ですが、避妊の意味で使われるケースが多く、男性が射精する時のみ用いれば良いと考えている人は少なくありません。性器を体へ直接接触させないことが性感染症に罹患しないために重要なひとつの方法ですので、性行為でコンドームを使用する際は最初から最後まではずさないようにしましょう。

医学が進歩して、性感染症の部類に入るエイズの薬は発症を多くの患者で抑えるまでになりました。しかし、エイズになっても長生きする症例が多くなったのは事実ですが、一度罹患すれば保菌者となり、症状の悪化を不安に思いながら人生を過ごさなければなりません。性感染症に対する知識のなさが、いつでも罹患することが考えられる環境下での性行為を安易に行わせ、最悪の結果を生み出してしまうのです。

エイズについてはニュースや映像作品などから情報を得やすいですが、性感染症はエイズだけではありません。性病には、梅毒のほか水ぶくれの症状があるヘルペス、病原虫の侵入によって起きるトリコモナス、イボができるコンジローマなどがあります。これらの性病の名前を聞いたことがない人もいるかもしれませんが、全く特殊な病気ではなく大勢患者がいる身近な病気と知っておくべきです。

例えばヘルペスはオーラルセックスによって罹患する患者が多くいると言われています。風俗で感染する確率が高いと言われますが、性器と性器が接触しないから感染症にはかからないと思ってはいけません。性器と口の粘膜が接触したり、性器と肛門による性行為を行ったりすることでも性病にかかる可能性は十分考えられます。日本では70年代に性風俗が変化したと言われていますが、同時に性感染症の罹患率と病気の種類が激増しました。

加えて、若者を中心に性感染症の罹患率は高まる傾向にあるとされていますが、まずはたくさん病気の種類がある中で身近な性病についてどのような特徴があるのか、罹患するとどんな症状が出るのかなどの知識を持つのが大切です。例えば、トリコモナスが男性の自覚症状が少ない病気だと知っていれば女性は男性パートナーにコンドームの着用を積極的に求める必要があると理解できますし、コンジローマの潜伏期間に女性のみウイルスを検出できると知識があれば、感染が疑われた時も早期に受診することができます。また、性行為に対して注意深くなり、病気の予防策を正しくとれるようになるでしょう。